研修目標

プライマリ・ケアでリーダーシップを発揮できる専門医になるために、総合診療専門医に求められる資質・能力をベースとして、さらにレベルを高め、範囲を広げた目標を設定しています。

新・家庭医療専門医の修得すべき資質・能力(コンピテンシー)は、以下に示す総合診療専門医で定められている7つの資質・能力の各領域と整合性を取る形で設定されています。基盤となる総合診療専門医の能力に加えて、新・家庭医療専門医として求められる能力を修得できるように、以下のとおり、レベルの見直しや、項目の追加を行っています。

・総合診療専門研修で修得すべき7つの資質・能力
1. 包括的統合アプローチ
2. 一般的な健康問題に対応する診療能力
3. 患者中心の医療・ケア
4. 連携重視のマネジメント
5. 地域包括ケアを含む地域志向アプローチ
6. 公益に資する職業規範
7. 多様な診療の場に対応する能力


・レベルの見直し
総合診療専門医(基本領域)の研修目標では「~する能力を身につける」となっていた箇所を「~できる」に変更するなど、新・家庭医療専門医で必要となるレベルを考慮して修正を加えています。


・項目の追加
「多疾患併存(multimorbidity)のケア」「複雑・困難事例への対応」「人生の最終段階のケア」「EBMの実践」「保健・医療・福祉に関連する多職種との協働」「診療の質向上や患者安全など部門全体へのマネジメント」「健康の社会的決定要因の考慮」といった新・家庭医療専門医として必要とされる項目を、あらたに追加しています。

・経験目標の設定
日常よく経験する健康問題を中心に、研修期間中に経験が求められる疾患・病態について目標が設定されています。

一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会​​ 新・家庭医療専門医制度

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