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Q&A

Q&A

Q

総合診療専門医資格に加え、新・家庭医療専門医資格を取得することには、どのようなメリットがあるのですか?

基本領域としての総合診療専門研修に加えて、さらに国際標準の実践的なトレーニングを受けることで、よりレベルの高いプライマリ・ケアを提供できるようになります。さらに、地域でリーダーシップを発揮したり、あるいは後進育成に注力したり、所属する医療機関の診療システムの質改善に寄与したり、プライマリ・ケア領域の研究を推進するなど、 生涯にわたり、総合診療/家庭医療の領域でアイデンティティをもってキャリアを積み上げる一歩になるものと期待されます。なお、総合診療専門研修を受ける際も、新・家庭医療専門研修プログラムの認定施設で研修を受ければ、専門研修のスタートからレベルの高い研修を受けることができ、かつ4年間で両方の資格を取得できるので、ぜひ進路選択の参考にしてください。

A

Q

将来は、診療所だけではなく病院でも働きたいと思っています。
そういう立場でも、新・家庭医療専門医を取得するメリットはありますか?

家庭医療のスキルは、診療所だけではなく、病院でも求められます。実際、現行の家庭医療専門医も、約半数は病院に勤務して家庭医療を実践しています。その意味において、家庭医療の高いスキルを確実に修得したいのであれば、将来の働く場にかかわらず、新・家庭医療専門医を取得することをお勧めします。なお、より病院における総合診療の実践に重点を置いた病院総合診療専門医制度に関しては、本学会も参加して別途協議が行われており、内容が固まり次第、ホームページなどでお知らせします。

A

Q

出産、育児、留学などのライフイベントにより、プログラムを中断・再開できますか?

研修開始登録後に、認定施設で定められた研修を行っていれば、中断したとしても、それまでの研修歴はカウントされます。研修期間には上限はありませんので、再開後に研修修了条件を満たした時点で専門医試験を受験することができます。

A

Q

サブスぺシャルティ領域との連動研修が正式に認められるのは延期になったと聞きましたが、総合診療専門医と新・家庭医療専門医の両方を研修して問題ないのでしょうか?

2019年8月現在、延期されているのは、基本領域・サブスぺシャルティ領域ともに、日本専門医機構の認定する専門医制度のなかで連動させる制度についてです。新・家庭医療専門医は、日本専門医機構認定の専門医ではなく、日本プライマリ・ケア連合学会認定の専門医制度であり、これは、現在の内科や外科のサブスぺシャルティ専門医と同様の位置づけになります。したがって、両者の研修を一部同時期に行うことはまったく問題ありません。

A

Q

僻地でも、振り返りや定期的な指導があれば、研修施設として認定されるのでしょうか?
逆に、総合診療専門医制度のように、医療資源に乏しい地域での研修義務はありますか?

新・家庭医療専門医制度では、経験できる症例・事例、指導医、教育環境などについて基準を定めて認定を行っています。地域に関する条件は含まれておりませんので、基準をクリアしていれば、医師不足地域であるか否かにかかわらず、専門研修は可能です。

A

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